川中島合戦で善光寺(長野市)の焼失を恐れた武田信玄により創建された甲斐善光寺(甲府市)の本堂と山門が修理されることになった。前回の大規模修理から60年以上が経ち、劣化が進んだためだ。総事業費は少なくとも約33億円かかる見通しで、寺関係者が資金面での協力を呼びかけている。
甲斐善光寺は浄土宗の寺院で、戦国時代の1558年に創建された。当時の建物は江戸時代の1754年に門前の失火により焼失。現在の本堂と山門は1796年に再建されたもので、国の重要文化財に指定されている。
雨漏り対策で天井裏にはブルーシート
前回は1957~62年に大…